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歯科治療と転倒予防

超高齢社会の日本では、高齢者の転倒予防が重要となっています。転倒による骨折(特に大腿骨骨折)は、要介護状態になる原因の第4位であり、いかに転倒を防止するかが健康寿命を延伸させる要となっています。実は、歯の喪失や入れ歯の未使用状態は、転倒の高いリスク要因とされています。その原因として、歯のかみ合わせの喪失が、咀嚼筋や歯の歯根膜から脳に向かう頭部平衡機能を低下させるためとされています。平均寿命がトップクラスのわが国において、転倒を防止して健康寿命を延伸させるためにも、高齢者になっても1本でも多くの歯を残すこと、すなわち歯周病と虫歯の予防が重要であることがエビデンスとして報告されています。(●引用論文 山本、日本転倒予防学会誌Vol.5 No.1、2018) 当院では、1本でも多くの歯を残す治療に努めています。

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